2016/06/13

バフェットのアップル(AAPL)買いは本気か?

米国株を代表する米国株時価総額№1のアップル(AAPL)をバークシャーハサウェイが買いました。



著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは、「iPhone(アイフォーン)」の販売減速を受けて値下がりしたアップルの株式を1-3月期に取得した。 バークシャーが米証券取引委員会(SEC)に提出した届け出によると、1-3月期の保有資産のうちアップル株は981万株で、評価額は約10億7000万ドル(約1200億円)。
 アップルは2014年終盤にiPhoneの大型版を売り出し、15年夏には株価がピークを迎えた。しかし、同年発表した後継モデルでは販売の勢いを維持できず、株価が低迷している。
THE WALL STREET JOURNAL から引用


バフェットの投資スタイルとして、IT銘柄への投資はあまりしていません。
唯一投資しているIT銘柄はIBMですのでアップル(AAPL)はIT銘柄の投資として2番目になります。

今回の買いで真っ先に感じたことは、「上がり過ぎた株は下がり、下げ過ぎる」の典型例だということです。
様々な不安要素があるアップル(AAPL)だからこそ、買いに行くのは逆張り投資家で長期投資家のバフェットにとって王道といえる投資手法です。

iPhoneの販売減速が原因と言いますが、自分に置き換えてみると、もはやiPhoneを手放すことは死ぬまでないような気がしています。
もちろん、他に魅力的なスマホがあれば乗り換えるかもしれませんが、現時点で想像できません。

逆に、スマホ以外のアップル製品に興味がわいてきています。
例えば、アップルウォッチやiMacやアップルTVなども、非常に魅力的な製品なので、いつか買うかもしれません。

現在の販売低迷は、新興国景気が悪化しているのが原因の一つかもしれませんが、将来的に人口が増加していくことを考えれば、中間層が増えることによりアップル製品の需要も増えることは容易に想像がつきます。

そういうことを踏まえてみても、アップル株は長期的に魅力的な水準かもしれません。
ただし、新製品を出し続けていく保証はありませんし、SONYのような結末が待っているかもしれません。

バークシャーハサウェイのポートフォリオに占めるアップルの保有比率なんてわずかですので、本気かどうかというと、本気ではないと思いますが、この先バフェットがさらに買い増していく局面がきたら、わたしも投資対象として真剣に検討してゆきたい。

アップルへの投資は、保留とします。


▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える


▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)



バフェットの師匠フィリップ フィッシャーの再新作です。