上昇し続けることや、下落し続けることはありません。
リーマンショックで市場崩壊?
あのリーマンショックの時は、市場が崩壊すると言われ悲観一色だったことを覚えています。あとから見れば、絶好の買い場であったことが分かります。
株価が下がり続けることもありません。
ごくまれにリーマンブラザーズのように企業が倒産することがあります。
倒産する企業の株は無価値(ゼロ)になりますが、それはほとんどありません。
このようにバックミラーで物事をみると誰でも、「あの時、こうすべきだった」と言えます。
リーマンショックの時に買いを入れるのは相当な勇気が必要でした。
何を買っても良い相場でした。
わたしのリーマンショック時の売買銘柄
わたしは、過去の売買記録をすべて取っているので、確認してみます。リーマンショックは2008年9月15日に起こりました。
そこから半年間に勝った銘柄です。
当時のわたしは売買を繰り返すようなイタイ投資家でした。
銘柄 |
チェルト |
フェローテック |
武田薬品 |
上証50連動投信 |
アイケイコーポ |
シュローダーBRIC's |
金連動型投信 |
アイケイコーポ |
SBIインドベトナム |
アイケイコーポ |
久光製薬 |
Dハーツ |
アイケイコーポ |
UTIインド |
バリオセキュアネットワーク |
上場パンダ |
ザッパラス |
PI |
ゲンダイAG |
アステラス製薬 |
明光ネット |
RTS |
ボベスパ |
上場パンダ |
当時、日本の個別株と手数料の高い新興国インデックスファンドや、金の投資信託まで買っていました。
いま、考えても投資対象の選択肢に「?」が出まくりますが、投資を始めて間もないころだったので、よくわからない企業の株を買っていました。
投資家として、絶対にやってはいけないことです。
とは言いながらも、この期間に購入し半年後に売っていますが、大きな投資収益をあげました。
この場は、何を買っても良かったことが証明できます。
銘柄選択のレベルが低い投資家だったわたしでも、大きな投資収益を得ることができたのです。
タラレバ投資
株式投資にタラレバは厳禁ですが、もし当時のまま今もそれら企業の株式を持っていたとしたらどうなっていたのでしょうか?いちいち調べるまでもなく、より多くの利益を上げていたでしょう。
この中から適当に一つピックアップします。
明光ネットワークは長く続いた当時の低水準の株価は今では倍になっています。
もっと上がっていてもよいような気がしますが、やはり日本の株なんてしれています。
当時、米国株のバフェット銘柄を買っていたら、とんでもないことになっています。
例えば、バフェット銘柄で唯一永久保有を宣言しているウェルズファーゴ(WFC)は、4倍です。
いま株価が低迷していても4倍です。
スケールが違います。
長期投資家として、米国株のバフェット流投資を実践する者としても、このように投資機会を振り返ることは未来にとって大事なことですね。
最後に言いたいこと、それは好調なのは需要の先食い
このようなことからも、また株式市場の歴史をみても理解できますが、株価が一方向に続くことはありません。上がり続ける株価もありません。
このような状況で「今回はちがう」という言葉を聞きますが、違うことはないのです。
最近で言うと、新興国株やアップル(AAPL)、バイオセクターなど、どこまでも上がり続けるのではないか、と思わせるような株価はいづれ下げに転じます。
そして株の本質的価値以上に上がった株は、下がります。
上がっていたということは、需要を先食いしているようなものです。
将来の値上がりを現在の株価が先に食うことで、将来の株価の低迷を招きます。
本質的価値以上に、上がり過ぎた株は本質的価値以上に下がる危険をはらんでいます。
まさにアップル(AAPL)なんてその最たるものではないでしょうか。
したがって、われわれ長期投資家は、絶対にやってはいけないことがあります。
上がり過ぎた株を絶対に買うな!
下げ過ぎた株の方がリスクが高いと認識されることが多いかと思いますが、まったく逆です。
この言葉を胸に刻むことが、投資家としての成功への道です。
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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
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保有比率第3位 コカコーラ(KO)
バフェットの師匠フィリップ フィッシャーの再新作です。