2017/02/08

シーゲル派の高配当投資より無配の米国株の方がよい理由

ジェレミー・シーゲル氏の投資手法「高配当再投資」を実践するいわゆるシーゲル派は、インデックス投資家の次に多く存在するような気がします。
わたしたちのような米国株に的を絞った長期バリュー投資家はかなり少ない投資家であると思います。




高配当株と言えば成長産業が成熟しPERが落ち着き、配当利回りが高くなっている状態ともいえます。
つまり、退屈な企業への投資ということです。
これはバフェット流の長期バリュー投資家の対象銘柄と似ています。
高配当とは割安であるとも言えます。


たしかに高配当は投資家にとって精神的に安心材料であることに違いありません。
しかし、ジェレミー・シーゲルの高配当再投資は、きちんと配当再投資をしなければ意味がありません。


配当を受け取ると税金がかかります。
目減りした配当額を、受け取ったタイミングですかさず投資をする。
投資をするということは買うことになりますので証券会社へ売買手数料も払わなければなりません。


これを実行するだけで手数料や税金が多くかかってしまいます。
(かからない方法もありますが...)
そういう意味でも、配当再投資は効率的ではないです。


どう考えても配当再投資より無配のバークシャーハサウェイ(BRK)のような企業に投資して配当を出さずにどんどんEPSやBPSを上げていくため企業価値を高めるために運営してほしいのです。
しかもバークシャーハサウェイ(BRK)なら配当を受け取るより、世界最強の投資家ウォーレン・バフェットに投資判断を任せられるので最高の企業ではないでしょうか。


ウォーレン・バフェットは高齢ですが、ジョンテンプルトンも言っていますが投資家は歳を重ねれば重ねるほど、銘柄選択や企業価値評価のレベルが上がり続けます。
バフェットは人生の集大成として、最高の銘柄選択をしている段階で、今までの伝説的な投資選択であったコカ・コーラ(KO)やアメックス(AXP)のような超絶リターンが見込める銘柄を選んでいるに違いありません。


もう少しでバフェットの前期の売買銘柄が発表されますので、その発表が楽しみでしかたがありません。
わたしの予想ではエネルギセクター下落のフィリップス66(PSX)を大きく買い増しているような気がしています。


わたしも発表前に、もしさらにフィリップス66(PSX)が下げるようなことがあれば買い増したいですね。

-----------------------
バリュー投資家なら絶対読むべき書です。
有名なあのフレーズが理解できます。



▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日

マイポートフォリオ2016年11月27日

マイポートフォリオ 2016年6月13日


▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える


▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 フィリップス66(PSX)