株式市場の世界では「20年」という年数が、ひとつの重要な数字となっています。
これは、大暴落などの歴史を振り返ると周期性のある年数であることが有名です。
なぜ20年かといいますと、投資家の記憶は20年も経てば忘れ去られます。
狂気や熱狂は、形を変えて登場します。
そして、20年経てば引退する投資家と、新たな投資家が生まれます。
したがって、熱狂に沸く市場へ経験の浅い投資家たちは殺到し、経験を積んだ投資家たちは慎重になります。
自信に満ち溢れた、現代で言うイケハヤ的投資家たちは、運と実力の違いを理解できずトレンドに乗ってフォローしていきます。
その先に待っているのは、より愚かな投資家にババを掴ませるゲームへと発展し、誰かが売り始めたら最後です。
大暴落となります。
まだ記憶に新しい「リーマンショック」から10年もたっていません。
大暴落が来るには、年数的に足りないのです。
もちろん戦争を含めた様々なリスクは、いつの時代も、もちろんこの先ずっと存在し続けます。
リスクがない時代なんてあり得ません。
「リーマンショック」から10年しかたっていないので、熱狂に乗るような投資家はまだ、存在しません。
日本で言えば、10年前に投資も投機もしていなかったイケハヤぐらいでしょう。
あと10年もたてば、たくさんのリーマンショック未経験投資家が市場に参加しますので、イケイケドンドンで熱狂的市場が作り上げられる可能性は大いにあり得ます。
わたしは、たまたま投資を始めて5年ぐらいで「リーマンショック」を経験できたことは、投資家として非常に運のよいことでした。
まだ、投資金額も大した額ではなく、しかも独身で毎月の給料が途絶えることのない会社に勤めていました。
しかし、投資初心者だったわたしは、それこそパニックになりかけました。
不安のなか、すかさず売り注文を出したことを覚えています。
当時、ボラティリティが高く不安が不安を呼び、今では考えられませんが株式市場の崩壊の可能性まで、リスクの中に含まれていました。
そんな市場の恐怖を実体験を通じて、経験できたことは今の長期バリュー投資の原点ともいえます。
そのリーマンショックを通じて得た教訓は以下の通りです。
・株は暴落しても戻る
・バフェットの発言は、どんな時でもほとんど正しい
・報道機関は熱狂や恐怖を煽るだけ煽って稼ぐ
これさえ覚えておけば、
・暴落時は買い
・バフェットの発言に耳を傾ける
・根拠のないことを発信続ける経済ニュースを客観的に見る
という行動を取ることができます。
リーマンショックを実体験された方は少ないかも知れませんが、いまの時代このようなブログ等で他の投資家の経験談を読むことができるので、読むだけではなく是非実践をしてみてください。
熱狂と大暴落を知るにはこの本がベストです。
過去のサイクルや20年周期の事実を知ることができます。
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マイポートフォリオ 2017年2月4日
マイポートフォリオ2016年11月27日
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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
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保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中
保有比率第4位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 フィリップス66(PSX)