2017/03/15

右肩上がりのアップル(AAPL)より居心地の悪い「航空株」がバリュー投資

わたしはアップル株を100ドル付近でもう少し下がったら買おうと思っていましたが、下がることもなく右肩上がりで今や139ドル付近ですので、数カ月で40%近くも上昇したことになります。


この水準で買えるかと聞かれると、答えはNOです。
さすがに買えません。
しかし、心理的には買いたい気持ちでいっぱいです。

投資家心理と言うのは、大衆が買っている株を買いたくなってしまいます。
日本人は投資に限らず、特に「みんながやっている」ことを多くの人がやっているような気がします。

大衆に追随すれば、安心感があります。
人間心理とはそんなもんです。

株式投資も同じですね。
大衆に追従するほうが心理的不安が少ないです。
しかしバリュー投資家はトレンドフォロワーではありません。
決して、投資家たちが買っているから買うなんてことはしてはいけません。

バリュー投資家の本質は逆張りです。
人と違うことをやるだけです。
常に人と違うことは何かを考えていなければなりません。

そういう意味において米国の航空株はPERが10倍を切るような割安な水準です。
わたしも先日デルタエアラインズ(ティッカーシンボル:DAL)を買いました。
なんとも言えない居心地の悪さを感じます。

これは、バリュー投資家なら知っているデイビット・スエンセンの言葉です。
居心地の悪いポートフォリオこそリターンが大きくなるのです。

わたしはアップル(AAPL)かデルタエアラインズ(DAL)を買うのか2択で迷いましたが、その「居心地の悪さ」で判断し、デルタエアラインズにしました。
不人気セクター株は、しばらく低迷を続けるかもしれませんが、買ったらしばらく株価を見ずに10年後ぐらいにチラッと見るぐらいでいいと思います。

わたしはさらに「居心地の悪い」航空株セクターをどんどん買っていくつもりです。
低迷している株は、先見の明があるものが先に手を出し、回復していることに気づいた者が続き、上がったことに気づいた者が最後に手を出します。

どこで買うのが大きなリターンをもたらすのかは明らかです。
まさに仕込み時ですね。

デイビッド・スエンセンの邦訳は以下の2冊のみです。
ちなみに新品は売っていないので急いだほうがいいです。




▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日

マイポートフォリオ2016年11月27日

▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中

保有比率第4位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 フィリップス66(PSX)