2017/03/16

【投資のキホン】買いたいリストを作るな。電話がかかってくるのを待て。

リーマンゴルファーのジョー太郎です。

トランプ相場もどこまで続くのか分かりませんが、常にチャンスが来るのを待つ、それがバリュー投資家です。
アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)の株を買っている投資家は多いと思います。
上がっているということは買っている投資家が多いという結果です。

素人投資家がやりがちな投資行動のひとつに「買いたいリストを作る」があります。
例えば、高配当銘柄など優良で安定感のある企業を「買いたいリスト」に加えます。
そうすると、株価が上がっているときにも買ってしまいます。

決して「高くても優良企業だから買い」なんてことをしてはいけません。
バリュー投資家は、本質的価値を下回る価格で買うことに集中しなければなりません。
アマゾン(AMZN)のように超優良企業だから、どんな価格でも買いなんてことにはなりません。

PERが100倍を超えるような株価で手を出せば、下落幅は大きく上昇幅が小さい、ハイリスクローリターンに成りかねません。

株価が高いというのは、利益の先食いです。
株価が上がり過ぎれば、自らの重みに耐えられなくなりいずれ反転します。
反転の理由は「上がり過ぎたこと」になる可能性が高いのです。

逆の場合も同じです。
下がり過ぎると、下がり過ぎたことが原因で反転します。

バリュー投資家と呼ばれる賢明なる投資家たちは、決して「買いたいリスト」を作らず、下がり過ぎた株や企業が自ら電話を掛けてくるのです。

「うちの株を買ってくれないか?」
「いくらで?」
「安くしますので」

なんて会話が成り立ちます。
逆の場合、つまり「買いたいリスト」を持っている投資家はそうはいきません。

「この株を早く買いたいのですが?」
「いま、人気があるから高いよ」
「それでも買いたい」

バリュー投資家としてどちら側に立つべきなのかは明らかです。
決して、買いたいリストを作ってはいけません。
電話が鳴るのを待つだけです。

リーマンショックの時は、電話が鳴りっぱなしだったのです。
実際の話ですが、バフェットに助けを求めたゴールドマンサックス(ティッカーシンボル:GS)は、バフェットに実際に電話を掛けて、バフェットの言い値ともいうべき破格の条件で株を売ったわけです。

株式市場はバフェットがゴールドマンサックスを買ったことに安心し、ゴールドマンサックスは破たんを免れました。

そのゴールドマンサックス(GS)をバフェットは現在も保有しています。
大きく値上がりし、含み益を抱えています。

わたしたち個人投資家に、実際に企業から電話がかかってくることはありませんが、暴落している株とは、電話が鳴っていることと同じ意味です。


▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日

マイポートフォリオ2016年11月27日

▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中

保有比率第4位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 フィリップス66(PSX)