イチローの振り子打法をマネしても
世の中には、ずぶの素人でもマネができて、その世界で結果が出せることと、マネができないことがあると思います。例えば、野球で言うとイチローのバッティングフォームをいくら正確にマネをしたからといっても、素人はバットを振ってもメジャーリーガーのボールにかすりもしないはずです。
将棋の世界でも、羽生善治が言っている現在のインターネットであらゆる情報を得ることができる世界は将棋にとって高速道路に乗れるような状態であると言っています。
これは素人がプロに近づく時間のことを言っているだけで、あらゆる情報を取得してマネをしたからといって結果を出せるということではありません。
少し考えればわかるように将棋は各局面での判断が重要であり、それを素人がマネできません。
投資の世界でマネをするということ
投資の世界で考えてみましょう。世界一継続的に投資リターンを上げている誰もが認めるウォーレン・バフェットのマネをするというのはどういうことでしょうか。
まずは、ポートフォリオです。
これは、公開されていますので、今すぐにでもマネをすることはできます。
同じ比率でバフェット銘柄を買うだけです。
カンタンです。
同じポートフォリオを形成した時点からの投資リターンは全く同じになります。
ただし、これでは買った時点からのリターンは大きく異なりますので、バフェット並みの結果をだすということにはなりません。
マネをしてバフェット並みのリターンを上げらる唯一の方法
では、バフェット並みの投資リターンを上げるにはどうすればよいか。ひとつ考えられることは、バフェットと同じ価格でバフェット銘柄を買うという行為です。
これは、公開される四半期データより、バフェットの買値をある程度知ることができます。
そして、その水準で買えば、その銘柄に対してバフェットとほぼ同じリターンを上げることができます。
もちろん売ったときの株価に差があれば、リターンが減少することもあります。
たまたまですが、売値によってリターンが増えることもあるでしょう。
プロと戦わなければならない世界で、珍しく勝てる世界なのが株式投資の世界なのかもしれません。
わたしは、それを勝率が高く効率的な投資であると思っています。
素人でもサラリーマン投資家でもプロと勝負できて勝てる見込みのある方法です。
しかし、バフェットもいつか死を迎えることになります。
長生きしてくれることを、強く願っていますが、そう遠くないその日が来るまでに、バフェットの投資原則、真髄を理解できるように勉強し、自立して株式を選択できる能力を得たい。
-----------------------
この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由が理解できます。
▼英国EU離脱に関する当ブログ記事
昨日の英国EU離脱決定後のウェルズ・ファーゴ(WFC)買いについて振り返ってみた
英国EU離脱の今夜はスーパーフライデー!割安株を買いまくれ!
英国がEU離脱なら長期投資家にとって絶好の買い場が到来する
▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM