売られ過ぎる相場はいつやってくるのか?
ブラックマンデーやリーマンショックのような、明らかに売られ過ぎて何でも買えばよいような相場になることは、稀にしかありません。先日の英国EU離脱にしても、その当日の米国株市場はVIX指数も大して上昇せず、投資家は冷静でした。株価はある程度下げましたが、暴落とは程遠い下げでした。
だからこそ、普段から本質的価値を評価し、それを下回る価格を見極め、投資していくことが必要です。
セクター別で売られ過ぎをみる
あるセクターがある理由で下げている場合、例えばFRBの金利引き上げが長引けば、銀行株は売られるというような、短期的思惑で下げているようなセクターはさらに買いの材料となります。それに合致している米国株の銀行株は、現在で言うとウェルズ・ファーゴ(WFC)ですね。
買う理由の追加的要因
ウォルター・シュロスのような投資家が買いのヒントとなるような言葉も参考になります。買う時は数年来安値近辺で、というようにそのような水準を確認することも必要です。
それらの買い要因をバフェット銘柄のなかから選ぶことが一番重要だと思っています。
それら要因を当てはめようとすれば、米国株市場に上場しているすべての株から選ぶなんて、サラリーマンが本業の片手間で株式投資をしている一般投資家ができるわけがありません。
われわれが戦っているのは、プロ投資家なのです。
そんなプロ投資家の頂点に立ち続けるウォーレン・バフェットが投資している株は、そんな多くの株の中から、倒産リスクもなく将来的な見通しもよい株をスクリーニングしてくれているようなものです。
その恩恵にあずかり、その中から投資をしていけば大きなけがをすることもなく、大きなリターンも期待できるのです。
だれでもカンタンにバフェットへ近づく
わたしの投資方法は、そのようなカンタンに誰でもできる投資です。しかし、同じような投資をしている投資家をブログ等で見かけたことがありません。
マネすることは、自分が劣っていることを認めてしまうからなのか、マネをしていることが恥ずかしいことなのか、理由はよくわかりませんが、ひとつはっきりしていることはあります。
株式投資における銘柄選択で、一般投資家はウォーレン・バフェットに劣っているということです。
自分でアレンジすればするほど、継続的リターンはバフェットと乖離していくでしょう。
長期的にみていけば、その差は莫大なリターンの差になるでしょう。
複利の世界はあのアインシュタインも驚くほどの、破壊力があります。
しかし短期的にバフェットに勝てることは、確実にあるのも事実です。
それは実力でもなんでもありません。
ただのラッキーか無謀な賭けをしているだけです。
それを理解できずに投資をしているのなら、インデックス投資家のようなパッシブ運用をするほうが良いかもしれません。
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この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由が理解できます。
▼英国EU離脱に関する当ブログ記事
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保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM