2016/07/03

バークシャー・ハサウェイがウェルズ・ファーゴ(WFC)株を買い増しか?

Bloombergよりバフェットが率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)がウェルズ・ファーゴ(WFC)株の保有比率が10%に達したことを明らかにした。



米資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、米銀ウェルズ・ファーゴの株式保有比率が10%に達したことを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)に対し株式保有拡大の承認を得るための審査を申請した。
バークシャーはFRBへの申請書で「バークシャーはウェルズ・ファーゴへの現在の保有状況を維持し、同行の普通株を投資目的で追加取得するための承認を求める」と説明した。米監督当局は長年にわたり、銀行と非金融機関との関係を制限している。投資家は通常、銀行の株式保有比率が10%に届く前にFRBに通知し公表する必要があるが、自社株買いによって10%に達した場合には通知が遅れることもあり得る。
バークシャーは申請書で、昨年10月21日以降はウェルズ・ファーゴの株式を購入していないが、同行が自社株買いを反映して株式数を更新した3月に10%を超えたことが判明したとしている。バークシャーは同月、米証券取引委員会(SEC)にウェルズ・ファーゴ株の保有比率が10%に達したことを通知している。
                                 
バークシャーの申請書は6月14日付。この中で同社は、ウェルズ・ファーゴを他社と合併させたり戦略や企業構造の大幅変更を求める計画はないと説明している。同行の1日の株価終値(47.03ドル)に基づけば、バークシャーの投資の価値は230億ドル(約2兆3600億円)を上回る。
ウェルズ・ファーゴの広報担当、マーク・フォーク氏は電子メールで「当行はバークシャーの直近の申請を承知している。当行はバークシャーを長期的な投資家および顧客と評価しており、同社取締役会が当行に示してくれた信頼感に感謝している」とコメントした。FRB報道官とバフェット氏にコメントを求めたが、今のところ返答はない。
原題:Buffett Applies to Fed to Build Wells Fargo Stake Beyond 10% (1)(抜粋) 

バフェットは買い増しはしていないが、ウェルズ・ファーゴ(WFC)の自社株買いによって保有比率が上昇したということです。

株主にとって自社株買いは最高のメリットとリターンをもたらしてくれると思います。

EPSやBPSの上昇がバフェット流投資のねらう姿ですので、ウェルズファーゴやIBMやフィリップス66(PSX)のように自社株買いに積極的な企業は、株主にとって最高の贈り物なのです。

バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)はウェルズファーゴの買い増しをしていないが、わたしはイギリスのEU離脱による市場の混乱に便乗して、久しぶりにWFCを買い増しをしました。

最近、下げ過ぎていますから、追加投資のチャンスです。



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この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由が理解できます。




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▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!


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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

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▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)