世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは、過去に航空業界への株式投資で失敗を認めています。
1990年にUSエアウェーズへ投資をしました。
後に、バークシャーハサウェイ会長のバフェットと副会長のチャーリー・マンガーらは航空業界に対してこんな発言をしています。
「翼の生えた限界費用」
そして航空業界の投資に関してこうも述べています。
「もう二度とこんな経験はご免だ」
飛行機はテロの標的にされやすく、不安がつきものです。
テロは、人々の印象を操作します。
テロリストはテロの残虐さをアピールし、報道機関もそれを大々的に報じます。
人間心理として恐怖は、記憶に残りやすいです。
テロではなくとも航空機事故のような悲惨な事故も、人々の記憶に刻まれます。
しかし、人間心理とはいいかげんなもので、航空機事故の死者数と車による交通事故数は後者の方が圧倒的に多いです。
株式市場も投資家心理で動きます。
ということは、テロの恐怖や9.11の記憶が残っている以上、航空株への投資は直感的に躊躇してしまいがちです。
しかし、そこに投資チャンスは存在します。
実態以上に不安が価格に影響を及ぼしているのであれば、買いなのです。
良い企業を価値以上の価格で買うのは、バリュー投資家としてやってはいけません。
そこそこの企業を安く買うことにフォーカスします。
あなたは、車を買う時に「よい車だから値段を聞かずに買う」という行為はしませんよね。
販売ディーラーにあなたが良い車を薦められたらまず、値段を聞くでしょう。
車も株も、買うときは同じです。
良い車の値段が上がれば、買うでしょうか?
逆ですよね。
良い車が、決算セールで安くなったから買うのです。
なぜ、バフェットは過去に失敗した航空業界への投資を再開したのでしょうか。
「もう二度とこんな経験はご免だ」と言ったにも関わらずです。
それは、航空業界が価値評価で安く、航空株が買いだということを示しています。
バフェットの買いから察して行動すればよいのです。
しかも、アメリカンエアラインズ(AAL)、サウスウエストエアラインズ(LUV)、ユナイテッドコンチネンタルホールディングス(UAL)、デルタエアラインズ(DAL)のバフェットが投資した航空業界の株は、現在なんとバフェットの平均買い付け価格に近い値がついています。
こんなチャンスはなかなかありません。
わたしは、現在必至でキャッシュを蓄えています。
デルタエアラインズ(DAL)には投資済ですので、次に狙うはアメリカンエアラインズ(AAL)です。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日
マイポートフォリオ2016年11月27日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中
保有比率第4位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 フィリップス66(PSX)