バリュー投資家とは、本質的価値を下回る価格で株を買い、本質的価値同等もしくはそれいじょうの価格で売ることで利益を得ます。
しかし、それは非常に難しい投資行動となります。
なかなかチャンスは巡ってこないし、精神的には辛く勇気が必要ですし、優れた洞察力を必要とします。
そして人間はミスをする動物ですので、そのミスを最小限に抑える必要もあります。
バリュー投資家を志す人たちに言いたいことが、ひとつあります。
不人気銘柄を買え!
決して人気の銘柄に手を出すな!
投資家心理は、気まぐれです。
なぜか人気の高い銘柄に手を出しがちです。
そして、不人気で下がった銘柄を、売ってしまいます。
これらの投資行動は、賢明な投資家なら絶対にダメです。
人気の銘柄に手を出すということは、すでにその人気で株価は上昇しています。
その先行きを楽観視し、さらに上がるという判断のもと買うことになります。
これは、結局のところ他の投資家よりうまく切り抜けようとしていることになります。
うまく切り抜けようというのは、つまり他の投資家たちが売る直前に、売り抜けて利益を得ることを指します。
これを実践できる投資家、結果的に実践できた投資家は存在します。
ギャンブルの世界でも勝つ人がいれば負ける人がいることは当たり前です。
株式投資、特に米国株投資はプラスサムの世界なので、持ち続けるのであれば勝つ確率は高いですが、短期で売買するということはゼロサムゲームに近いのです。
そして、最終的に生き残るには、勝ち続けること以外方法はありません。
果たして、そんなことが可能なのでしょうか?
デイトレーダーがフォーブスの億万長ランキングに載らないように、勝ち続けることは不可能です。
常に利益を得ようと必死になっているプロや、いまの時代であればAIなど、相手よりうまく立ち回ることができる根拠なんて、存在しません。
先ほど述べたこれを具体的にいまの米国株式市場の具体例として挙げたいと思います。
不人気銘柄を買え!
決して人気の銘柄に手を出すな!
ゼネラルモーターズ(GM)を買え!
決してアマゾン(AMZN)に手を出すな!
わたしの中では、こんな具体的な米国個別株が浮かびます。
最近の米国株市場は、投資家にとってなんとも行動しにくい相場が続いています。
キャッシュポジションを減らして、ゼネラルモーターズ(GM)を買いたいのは買いたいのですが、もう少し市場全体が調整してくれるのなら、ズバッといきたいところです。
これぞバリュー投資家!
みたいな投資をしたいですね。
まあ、もう少し様子を見て、投資行動を起こしたいと思います。
あせっちゃいかん。
バリュー投資家は自分が選別した銘柄を追いかけるのではなく、電話がかかてくるのを待つのです。
まだ、小さくて聞こえるか聞こえないかぐらいですが、ゼネラルモーターズから電話が鳴り始めたようです。
最近、流行りのバフェットの第3の師匠とも言うべきマンガーの投資術です。
マンガー本は今までに読んだことがありますが、これは山崎元氏も薦める良本です。
バフェットの投資行動を決定するうえで欠かせない、思考が身につくかも知れません。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年7月30日
マイポートフォリオ 2017年5月13日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 IBM