バフェットの売買理由はシークレット
ウォーレン・バフェットに関する書籍は世の中にたくさんありますが、すべての書籍はバフェットの考えを各著者が、憶測で書いたものでしかありません。投資原則はベンジャミン・グレアムの本質的価値を下回る価格で買うことで間違いありませんが、それぞれの株に対する価格と価値の評価手法は、本人しか知りません。
IBMへの投資は失敗か?というような株主からの質問に対して、バークシャー・ハサウェイの副会長であるチャーリー・マンガーは、バフェット本人の視点で勝てる見込みがあるというような発言をしています。
チャーリー・マンガーもバフェットがIBMへ投資した価値評価や見通しについて、はっきり理解していないことがわかります。
過去にも、バフェットの手紙の中でバフェットは、個別の売買理由について話すことはないと断言しています。
バフェットの売買に追随せよ
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの頭の中を知ることができないのであれば、バフェットが買った銘柄を買い、バフェットが売った銘柄を売る、このように追随していけばよいと思います。ただし、バフェットが買えば一気に上昇することもありますが、最近の傾向として、過去と比較してそこまで急騰することがなくなってきています。
ですので、バフェットの買値を調査し、もしそのような価格で売られているなら、買いを入れまくればいいと思います。
また、バフェットが売った株は、急に下がることはないことが多いと思います。
理由は、投資家たちが買って株価は上昇していることが多いのがバフェットですので、バフェットが売ったからと言っても、熱狂している投資家たちは手を引こうとしないことが多いのです。
バフェットが売った価格に近い価格で売れるということです。
バフェットより高い株価で売ることも、何度かありました。
価値と価格が最重要
バフェットは企業の本質的価値と、株価である価格にこだわります。これが投資収益を最大化する、最重要ポイントです。
バフェットが買った価格と同じ価格でバフェット銘柄を買うことができたなら、もう将来的に資産価値の拡大と、配当金を含めて、市場平均を上回ることが約束されたようなものなんです。
もちろん、長期で保有することが前提となりますので、買ったらほったらかし状態です。
ほったらかし状態で、配当金というキャッシュの受け取りと株価上昇により資産価値が増えていくので、こんなおいしい話はありません。
起業と株式投資のリスク比較
最近、脱サラを目指して起業に関する勉強をしていますが、起業の成功する確率の低さやリスクの大きさを知りました。もちろん、競争の激しい世界であること、起業する労力やストレスの多さは、わかっていましたが、踏み出すには知恵と準備とリスクを引き受ける覚悟が必要です。
ウォーレン・バフェットが決して、新興企業のようなリスクの高い投資をすることがないように、起業という選択は取るべきではないかもしれません。
起業と比較して、株式投資の方がリスクは低いです。
しかも、バフェット銘柄である米国株の優良企業を選べば、比較するまでもありません。
バフェットは株式を買うということは、その企業の一部を所有することであるといいます。
一部を所有するか全部を所有するか。
全部を所有すれば買収と言います。
一部を所有すれば株式投資と言います。
言い方は違えど、企業を所有するという意味で全く同じなのです。
起業するために準備を含めた投資をすることを、バフェット銘柄への投資と比較すれば、やはり考えるまでもなく、行動すべきはどちらかは明らかです。
わたしは、現在サラリーマンですので定期的なキャッシュフローがあります。
これは、投資家として必要な要素ですので、しばらくこれを継続するしかありません。
今後、資産価値が増大し、配当収入が生活できるようなレベルになれば、脱サラも見えてきますが、まだまだそこまでの道のりは長いです。
目指す方向は決まっていますので、コツコツと長期を見据えた投資をしてゆきたい。
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この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由が理解できます。
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