2017/10/16

「つみたてNISA」の米国株投資戦略

世間では来年からスタートする「つみたてNISA」が盛り上がっているようです。
いや、正確に言うと既存の投資家たちが盛り上がっているのでしょう。

特に積み立てインデックスという、市場平均そのものを狙った退屈な投資が好きな方には朗報なのでしょうか。

わたしの見解は少し違います。


積立て投資でインデックスへの投資を実践するのであれば、現行のNISAでも問題ないかと思います。

問題ないというのは、5年間下がり続けない限り、勝つ(投資リターンがプラスとなる意味で)可能性は高いという意味です。
積立て投資家のバイブル「半値になっても儲かる つみたて投資」星野泰平著 を読めば理解できます。

NISAで一番の問題は、投資リターンがマイナスになった場合、損益通算ができないことです。
これを回避するためには、絶対にプラスにしなければなりません。

わたしたちバリュー投資家は、NISAでも個別銘柄で割安銘柄を買い、キャピタルゲインで得た大きな利益と税金の支払いを節約できます。

わざわざ、投資額を下げてさらに投資リターンがプラスになる可能性を高める必要はありません。

現行NISA 5年で積立てインデックスをしておけば投資リターンがプラスになり税金の支払いを節約できます。

では、つみたてNISAはどんな投資家にとっても必要のないものなのでしょうか?

逆に、わたしたちのようなバリュー投資家が活用するのもわるくありません。
年間40万円程度ですので、ポートフォリオのバランスが偏るわけでもありません。

多少分散効果が働き、20年分の税金負担を節約できるのであれば、活用した方がよいでしょう。

結婚している家庭であれば、妻の口座を開設し「つみたて投資」実践するのも良いかもしれません。
実質的に40万円×2口座で80万円分の投資ができます。

わたしは、妻へ米国株の投資成績を、わざわざ報告することはありません。

短期的に勝った負けたなんて、投資家でもないしかも妻にそんなことを言っても、家庭に良い影響を及ぼすわけがありません。

そういう意味でも、マイルドに儲かるつみたてインデックス投資ぐらいなら、そのコツコツ感と上昇していく過程も、受け入れられやすいでしょう。

最後に「つみたてNISA」には様々な投資対象が存在します。

言うまでもないですが、一番手数料の安い米国S&P500インデックスに連動した投信にしか投資しません。

世界丸ごとも間違っています。

世界的に経済が発展するということに対して、一番大きな恩恵を受けるのは米国企業です。
わたしは、これからも米国株にベットし続けます。

ということで、まとめます。

1. インデックス投資家は「現行NISA」で充分
2. バリュー投資家や個別銘柄への投資家は「つみたてNISA」を活用せよ
3. 妻の口座も活用せよ
4. つみたてNISAに限らず、インデックス投資ならS&P500



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マイポートフォリオ 2017年10月11日

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▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 IBM