2017/08/08

バフェットがIBMを売った情報を得た後に即売りしたのは正解だった

もうずいぶん前になりますが、誰もが買いたがらなかったIBM株をバフェットが買いました。
「ついにボケたか?」とバフェットは揶揄されました。
しかしIT業界への投資を決断したこと自体が衝撃的でした。


わたしも、それに乗っかりIBMへの投資を決断しました。
投資対象としての注目度はかなり高かったかと思います。

しかし、バフェットが買ってからも下がり続けました。
わたしはナンピン買いをしまくり、バフェットのポートフォリオよりも保有比率が増えました。

それ自体は心配していませんでした。
バフェット以上に保有比率を増やすこと、バフェットの買値以下で買えることは、わたしにとって絶好のチャンスでしかありません。

4%近い配当をもらいつづけ、そのうち売り上げが下げ止まり上昇に転じた時には株価も急騰するに違いないと思っていました。

しかし、今回も永遠の不発弾の汚名を返上することはありませんでした。

もちろんバフェットは、それなりのリターンを上げました。
したがって、わたしはバフェットの買値より低い価格で買いましたので、売り遅れましたが、それなりのリターンを上げました。

現在は、バフェットの保有比率を下回る保有比率まで落としました。

それが吉と出るか凶と出るか、わかりません。

はっきり言って、IBM株を手仕舞いたい気持ちでいっぱいです。
しかし、ここで売るのが素人投資家です。

売っているときに売るのは、常勝のバリュー投資家にとって絶対にやってはいけません。

逆に買いのチャンスを探るのが、賢明なる投資家なのです。

ということで、売りたい気持ちを抑えて、なんとかホールドしている状態です。
さらに大きく下げて、ナンピン買いの水準まで来たら、買いの準備をしようかと思うだけです。

いずれにせよ、バフェットがIBM株を売った情報を得た後に、即決断して売ったことは大正解でした。

結果的には。

もじもじして、即断即決できなかったIBM株ホルダーは、指を加えて眠れない日々を過ごしているのかも知れません。

いつも言っていることは、バフェットが買えば買い、バフェットが売れば売る、これを実践しなければ市場平均を上回ることなどできません。

その逆の行動は、すべてバフェットの逆張りなのです。

誰もが認めるバフェットと、逆の行動をとることなんて自殺行為です。
みなさん、気を付けましょう。



▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年7月30日

マイポートフォリオ 2017年5月13日

▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 IBM

保有比率第7位 フィリップス66(PSX)