ここ最近の当ブログ記事で米国の車両メーカを代表する、ゼネラルモーターズ(ティッカーシンボル:GM)を一押し銘柄として紹介していました。
株式投資の基本は、良い企業を買うことにありません。
安くなっている企業を買うのです。
良い企業でも、良くない企業でも安くなり過ぎれば買いなのです。
そういう意味において、バリュー投資家ならゼネラルモーターズ(GM)を買えとさんざん言ってきました。
しかし、わたしはゼネラルモーターズ(GM)を買っていません。
わたしは、配当金や毎日積み立てているドルがある一定額貯まれば、その時割安な銘柄に投資しています。
ほんの少し、その投資資金が貯まることが遅かったのです。
当記事で要チェック銘柄として、注目してから25%以上一気に上昇しました。
投資できなかったことは残念です。
しかし、株式投資の世界は野球の世界と違います。
いくら見逃しても、三振にはなりません。
アウトにもなりません。
こんかいのGM株は、結構甘めのストライクボールでしたので、バリュー投資家としては是非ともかっ飛ばしたかったです。
株式投資にタラレバをいいだしたらキリがありません。
後悔しても、仕方がありません。
過去でもなく、未来でもなく、現在の割安銘柄にフォーカスすることが一番大切です。
日々、投資家心理の影響を受けながら、株式市場は行ったり来たりを繰り返します。
サイクルが終わることはありません。
全体的にはNYダウが最高値更新を続けていますので、バリュー投資家としての投資環境はよくありません。
ですのでGM株のような、割安銘柄は今のような市場環境では、珍しい存在でした。
アメリカを代表する車メーカーであるゼネラルモーターズは、環境志向の高まりを受けてなかなか厳しい経営状況です。
今回の株価上昇のひとつの要因として、ハリケーン被害で生産台数が上向くとの観測があります。
確かに、短期的にはそうですが、果たして長期的に投資対象としてどうなのでしょうか?
いくら電気自動車を開発して生産していくといっても、バカでかい車でガソリンをまき散らすような、地球環境に良くない車種が売れ筋です。
そのような理由により、私自身はゼネラルモーターズの長期的見通しに期待していません。
そんな思いがあっても、やはり割安になれば投資対象となり得るのです。
アマゾン(AMZN)のような企業の将来的な展望は明るいと思います。
しかし、株価が高すぎるので投資対象には、まったくなりません。
これはウォーレン・バフェットが言っていることと同じです。
本誌的価値を上回る価格や、相対的に高い価格の株を買うことは、何かと言うと「利益の先食い」に他なりません。
これを理解しない限り、株式投資で成功できません。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年7月30日
マイポートフォリオ 2017年5月13日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 IBM