永遠の不発弾と呼ばれたIBMは、1990年代にルイス・ガースナーの手によって立て直されました。
その後も事業転換を加速させるも競争の激しいIT業界において、業績を回復・拡大することはできませんでした。
投資の達人ウォーレン・バフェットが買い始めて投資家に期待されましたが、業績も株価も軟調なままです。
何度も何度も決算で裏切られ続けたことをもあり、バフェットが一部売却を継続していることもあり、わたしは昨日IBM株を全株売却しました。
2015年の8月から大きく買い始め、暴落時にナンピン買いを継続したこともあって141ドル台の平均買い付け価格でした。
配当込で年率5%以上のリターンを得ることはできましたが、この投資で成功したとは言えません。
なぜなら市場平均に負けたからです。
投資家なら市場平均を上回るリターンを目指すのは当たり前です。
それを目指さないなら、誰でもできるインデックス投資をすればいいのです。
先行きの見えないIT業界の競争は、10年後20年後にどうなっているのか、予想できる者はいません。
感覚的に、アップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)、グーグル(GOOG)の業績は拡大していくことでしょう。
この中で株を買ってもいい価格はアップル(APPL)ぐらいでしょう。
アマゾン(AMZN)は高すぎます。
どんなに良い企業でも高すぎる価格で買えば、待っているのは低いリターンだけなのです。
それにしてもIBMは期待外れでした。
高配当と自社株買いでなんとか株価を維持していたぐらいで、本業で稼ぎ業績拡大をすることができませんでした。
いずれバフェットも全株売ると思います。
それを先に全部売ることができるのが、個人投資家としての身軽さとメリットです。
ちなみにわたしは、あのバフェットより安い価格でIBMを買っていたことになります。
IBMだけに特化すれば、バフェットに勝ったのです。
市場平均を上回り続けたバフェットに勝つことは、例え1銘柄だったとしても嬉しいものです。
市場平均に勝つことが目標ですが、バフェットに勝つ方法もないのかわたしはずーっと考えてきたことです。
もちろん他の銘柄ではほぼ負けていますが、ナンピン買いとバフェット以上の集中投資でそのチャンスがないわけでもありません。
これからも、そんなことを検討していきたい。
ルイス・ガースナーはIBMを立て直し結果を出し続けました。
経営者としては最高の人物です。
ビジネスマンなら読んでおくべき本のひとつですね。
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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
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保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 IBM
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