2017/12/12

相対選択の学問、サルでも儲かる相場

株式投資は、その投資成績によって利益を得ることを目的とします。
その逆は「損をすること」になります。

利益を得るためには「安く買って高く売る」ことが必要です。
その逆は「高く買って安く売る」ことです。



当たり前のことを言いました。
しかし、これを実践するには忍耐力と勇気が必要です。

市場心理で動く株式相場に勝つには、心理面での強さを兼ね備えていなければなりません。
不安になっている時は強気に、熱狂的なときこそ冷静になることが大切です。

投資家にとってもう一つ必要なことがあります。

何を買うか?

これも一番大切です。
最近、インデックス投資が流行っています。
株式投資の世界で、ひとつ正解があるとすればS&P500インデックスの積み立て投資を実践すれば、ほとんどのアクティブファンドに勝てます。

運の力を、まるで自分の実力と勘違いしているファンドマネージャーは世の中にたくさん存在します。
高額の給与とボーナスをもらう価値はありません。

なぜなら低コストの手数料で誰でも購入できるインデックスファンドに勝てないからです。
何の価値もありません。

もはや、詐欺のレベルに近いと思います。
絶滅しないのは、世の中にカモがたくさん存在するからでもあります。
みなさんは、アクティブファンドマネージャーに資金を預けていませんか?

最近、日本でアクティブファンドが注目されていますが、短期で市場平均に勝つことはカンタンです。
しかし、ウォーレンバフェットのように長期的に継続的に勝つことに価値があります。

たかだか5年ぐらい、市場平均に勝つことなどサルでもできます。
サルがダーツを投げて、選んだ銘柄とアクティブファンドマネージャーの実力は変わりません。

したがって、あなたが選んだアクティブファンドはサルにダーツをお願いしているのと同じなのです。
これは、事実です。

もしかすると、アクティブファンドマネージャーも悪気があるわけではないのかも知れません。
たまたま宝くじがあたった当選者が、講演会や書籍で「1回で宝くじを当てる方法」なる本を出すのを見たことはありませんか?

運と実力すら理解できないファンドマネージャーに、大切な資金を託しても良いのでしょうか?

投資家にとって絶対に忘れてはいけない原則があります。

「ルール1、絶対に損をするな」
「ルール2、ルール1を忘れるな」

これはウォーレンバフェットの言葉ですが、1円でもムダなお金はありません。
1円でも損をしてもよいという、投資行動があってはなりません。

最近の仮想通貨ビットコインの暴騰に、ソワソワしてはいけません。
価値を生まないモノに、資金を投じてはなりません。

もはや目的であった通貨としての魅力など一切ない、ビットコインはバクチの対象です。
投機はゼロサムゲームです。

しかし、売却益が50%も持っていかれるのであれば、日本の公共ギャンブルの税率と変わりません。
ゼロサムゲームどころか、マイナスサムゲームです。

そんなモノに資金を投じるのなら、サルにお金を預けるほうがまだマシです。
投資の世界は「相対選択の学問」です。

ビットコインに資金を投じるぐらいなら、サルに預けろ!


ビットコインを買って相場に一喜一憂する時間があるなら、こんなサルの図鑑を読んでいた方がマシです。



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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

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保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

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