2017/01/23

トランプ大統領就任後の不確実な世界に考える投資戦略 2017年

ドナルド・トランプ氏が大統領に就任し、大統領演説が行われました。
カスみたいな内容でしたが、受け入れるしかありませんので、今後の投資戦略を考えてみます。


インデックス投資家のように世界まるごと買うようなインデックス投資は、特定の企業や特定のセクターに対して、ドナルド・トランプ大統領にトランプ砲と呼ばれるような攻撃、いや口だけの口撃に一喜一憂することはありません。
そういう意味では、インデックス投資は不確実性の高いドナルド・トランプ大統領就任期間は、有効な投資方法かもしれません。




しかし、私たち長期バリュー投資家はそんなヒマでしょーもない投資はしません。
あくまで、狙うのは市場平均を上回ることです。
ですので、逆にトランプ大統領のような口だけの口撃に対して、投資のチャンスが生まれる機会が増えることを知っています。


はっきり言って、ラッキーパンチが当たって不動産王に成り上がった成金野郎が、トランプタワーのような派手で下品な建物を建てることや、見た目だけの嫁はんや、ブランドモノに包まれた服装や、ヘンな髪形など、すべて自分自身に自信がないことの現れです。


自分自身に自信がないことは自分が一番よく知っています。
はっきり言って、この世の中で宝石をキラキラ付けたり、ブランドモノを身に付けたりしている人たちはほとんど、中身に自信がないことの表れだと思います。
そんな、ドナルド・トランプはピカピカの見た目と大きめの声で恫喝したりすることが、今までは通用してきたが、今後はどうなるのでしょうか?
弱い犬ほど良く吠えるのです。


なんかトランプ大統領のことを書いて言えると勝手に手が動いて批判的になってしまいます。
人類が世界大戦から学んで反省し、二度と同じ過ちを起こすまいと考え抜いたしくみをたった一人のポピュリストの決断で、すべてパーにできるのでしょうか。
民主主義とはそんなもんなんでしょうか。


いずれにせよ、米国株オンリーの投資家のわたしにとって「アメリカファースト」を宣言しているトランプ大統領は、投資リターンにはプラスだと思います。
就任前から上がっている金融株がさらに上昇し、本質的価値を上回ることを期待します。
逆に生活必需品セクター株などが出遅れてくれるのであれば、金融セクター株と生活必需品セクター株の乖離幅が拡大すれば、スイッチングの大チャンスが訪れます。


わたしはキャッシュポジションを増やすことに専念したいので、投資するとすればこのようなスイッチングになるかと思います。
具体的に言うと、ウェルズ・ファーゴ(WFC)が上がって、クラフトハインツ(KHC)が下がってくれるのが一番良い状態です。


クラフトハインツ(KHC)のような株は大暴落と呼ばれるような株式市場においても、比較的下がりにくいと思います。
株式市場はいつか必ず大きく下げる時が来ますので、その時までにクラフトハインツ(KHC)株の保有比率を高めておきたいのです。


そのような大暴落があった場合、今度は逆にウェルズ・ファーゴ(WFC)のような金融株が大暴落しますので買います、比較的下がらないクラフトハインツ(KHC)株を売れば、その乖離幅を利用したスイッチングの完成です。


あまり知られていないかもしれませんが、実はバフェットもリーマンショックの時にそのような投資行動を取っています。
わたしもそのような乖離幅が拡大する局面では積極的に動いています。
普段は、ほとんど買いっぱなしの長期バリュー投資家ですが、甘いストライクが来たときは思いっきりスイングすればいいのです。
特大のホームランが打てますよ。

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あのバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
自社株買いの爆発力は衝撃的内容です。
バフェットがIBMを買った理由を理解できます。



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バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える


▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 フィリップス66(PSX)