2017/01/22

トランプ大統領の「アメリカファースト」って米国株にとってどうなの?

昨日、ドナルド・トランプ大統領が就任演説を行いました。
その中で、アメリカの利益を最優先し「アメリカ ファースト」を強調していました。
それは米国株へ投資しているわたしにとって、どのような影響があるのか少し考えてみました。


アメリカの企業は、株主の利益を優先し行動しなければなりません。
経営陣は会社の価値向上を図るため、利益を最大化していきます。
そのための方法のひとつとして、給料の高いアメリカ以外で生産し、費用を抑え利益を出しています。




その生産をアメリカに戻せば、費用が増え利益が減ることになります。
一時的に雇用は増えるかもしれませんが、利益が減れば雇用を増やすことは難しいのではないでしょうか。


経済の勉強はしていませんので、正確なことはよくわかりませんが、普通に考えればこのような結論に落ち着くような気がします。
しかし、ドナルド・トランプ大統領は票を稼ぐための公約を守るために、このような愚行に出る可能性があります。


はっきり言って、選挙に勝つための方法のひとつとして、雇用を守る、正確に言うと一時的に雇用を守ることを実行するのであれば、他の米国企業にとって、大迷惑なことでしかありません。
とにかく自己中心的で幼稚な大統領が生まれたことに、残念な気持ちでいっぱいですが、決まったことは仕方がありません。


トランプ大統領を選んだツケは、米国民が払うことになりますので、この先の経済が落ち込めばさらにトランプ批判は拡大するに違いありません。
ポピュリストのトランプ大統領なので、米国株の株価をかなり意識して行動することになると思います。
まず、様々な減税策で米国株には良い影響を及ぼすかもしれませんが、実態経済が付いてこなければ必ず、大きく下げる場面が出てくるので、投資家として準備をしておく必要があります。


わたしは、現在の米国株のバリュエーションはそこまで高すぎるとは見ていませんが、これからの投資(買い)については躊躇してしまいます。
当面の投資は控え、キャッシュ比率をドンドンふやして行きたい、そんな感じです。


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