2017/03/22

投資の歴史上「イケハヤ」みたいな若くて勢いのある運を実力と勘違いする者は必ず存在していたがリーマンショック級の暴落で退場することに

リーマンショックから10年近くが経ちました。
わたしは、投資を始めて間もない頃に経験できたことが、本当にラッキーだと思っています。

投資の歴史を振り返ると、かならず大暴落が起きます。
一世代に一回いぐらいの頻度ですので、それを経験した投資家たちは引退しているか死亡しています。

それを知らない、たまたま投資で大きくリターンを上げた若い勢いのある投資家たちが、もてはやされます。
いつの時代にも存在します。

世界最高の投資家であるウォーレン・バフェットは、これをコイントスゲームを例にうまく表現しています。

コイントスとは勝者と敗者が必ず生まれます。
勝ち続ける者は必ずいます。
なぜなら、そういう仕組みのゲームだからです。

全米コイントスゲーム大会で勝ち続けて優勝したものは、コイントスの勝てる方法を、カクテルパーティで魅力的な女性を口説く材料にしたり「だれでも勝てるコイントス必勝法」なる本を出版します。
どこかで聞いたような話です。

投資の世界も同じです。
基本的にはゼロサムゲームですので、ある程度勝ち続ける投資家は存在します。
また、たまたまレバレッジを効かせて大きくリターンを上げた投資家も必ずいます。

その逆で、レバレッジを効かせすぎて人生を棒に振る者も必ず存在します。
勝つ者がいれば、負けるものがいます。

例えば有名ブロガーや、トップユーチューバーなどは実力と言うより、先見の明があったというよりは、運の要素が多いように思います、
先行者利益を意識して、やっていたかもしれませんが「まぐれ」が重なっている気がしてなりません。

投資の世界も同じです。

大きなリターンをまぐれで掴んだ投資家は、表舞台に出てきますが多くの破産した投資家たちの声を聴く機会は少ないです。

バフェットと個人投資家が銘柄選択で勝負して勝てるでしょうか?
個人投資家がまぐれで選んだバフェットを上回るリターンを上げた銘柄選択は、実力でしょうか?
バフェットより実力があったということなのでしょうか?

わたしはバフェットと勝負する気にはなれませんので、バフェット銘柄を選択します。
これからも変わりません。

イケハヤみたいに投資と投機の世界をはき違えて、一般人に投機対象をすすめることを許してはなりません。
イケハヤが言っていることは「一方向のことを言い続ければ必ずいつか当たる理論」ですので、たまたま大きくリターンを上げることはあるでしょう。

イケハヤは暴落時に買いに行けるような器ではありません。
トレンドフォロワー的な投資や投機をしているようでは、失敗します。

投資を知らない人たちが、真に受けて投機に走らないことを祈るばかりです。

▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日

マイポートフォリオ2016年11月27日

▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中

保有比率第4位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 フィリップス66(PSX)