わたしの投資スタイルで重要な戦術であり特徴の1つである「キャッシュ比率の低さ」について、今後どうしていくべきか考えてみます。
アセットアロケーションに占める現在のキャッシュ比率は、4.3%です。
これは有名投資ブロガーなどが、生活費の2年分とか超安全な投資スタイルとは一線を画します。
リーマンショック時には、全資金を投入していたので2%とか、生活費をギリギリに引き締めて投資に回していたことを思い出します。
そのリーマンショックから10年近くが経ちますが、この10年はだいたいキャッシュ比率は5%程度でした。
これは、あらゆるアセットクラスにおいて株式が相対的にリターンが高く、かつインフレにも連動している事実があるからなのです。
デフレが続いた日本では、現金保有も一つの判断としてアリかも知れません。
しかし、インフレ時において現金のみを保有していた場合、どんどんその価値が低下することからも、それは恐ろしいことなのです。
人々は感覚的に、現金や預貯金が比較的安全かと思いがちですが、そんなことはないのです。
したがって、わたしはできる限り株式投資への比率を高めているわけです。
しかし、現在のような好調相場で大きく買い増すことは、投資リターンを下げる要因になり得ます。
わたしの投資家としての勘でしかないのですが、そろそろ大きな下げが来てもおかしくありません。
そんな短期的な予想が確実にできるのであれば、株式を全部売却してその時を待ってもよいかも知れません。
しかし、株式売却時に発生する税金や、その予想が外れることによる損失の大きさから、それをすること自体がリスキーなのです。
ということで、売らずとも買わないという選択で充分なのです。
つまり、キャッシュ比率を高めることに集中するのです。
サラリーマンは、もうすぐボーナスの時期が来ます。
わたしのボーナスは、税引き後で100万円程度ですが、それに加えて住宅控除の還付金が20万円ほど入ります。
合計120万円です。
通常の相場であれば、相対的に割安な米国株のバフェット銘柄を買いますが、それをしません。
全額キャッシュで持ちます。
そうすると、キャッシュ比率が4.3%→12%程度にアップします。
わたしの場合、暴落時に備えて12%キャッシュがあるのなら、充分な軍資金となります。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年10月11日
マイポートフォリオ 2017年7月30日
マイポートフォリオ 2017年5月13日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 IBM