2017/10/21

サルでも儲かる米国株市場、野球で言うと「9回の表」に突入か?

相変わらず米国株式市場は堅調です。
このような相場を、サルでも儲かる相場と言います。

わたしのアセットアロケーションは、ほとんど全てが米国株式です。
しかも個別銘柄です。
キャッシュ比率は、常時5%を割っています。




ということでハッキリ言うと儲かっています。
これが自分の投資家としての実力が優れているのでしょうか。

そうでは、ありません。

市場全体が上昇しているときは、サルでも儲かります。
投資の世界では、サルがダーツを投げて選んだ銘柄と、あなたが考えて選んだ銘柄との投資リターンは、変わらないと言われています。

現在の相場は、誰でも儲かっています。

この相場で儲かっていないのであれば、投資家としてのセンスがないかも知れませんので今後の投資方針を変更もしくは、単純に債券投資等よりは儲かる米国株インデックス投資をすべきです。

逆バリ投資で有名な、オークツリーキャピタルマネジメントのハワード・マークス氏は言います。
上昇相場では、市場平均のリターンで充分だと。

投資家の実力が試されるのは、暴落時や下落を続ける相場なのです。

今年の7月ごろ、ハワード・マークス氏は「野球で言うと8回」というような発言をされました。
これは、そろそろ株式相場は危ないということを示唆しています。

ただし、ハワード・マークス氏はリーマンショックの時に、オークツリーキャピタルへの投資家に対して、手紙を通して警笛を鳴らしたときは天井ではありませんでした。

今回も7月に警笛を鳴らしたときより、株式市場は上昇しています。
ハワードマークス的に言うと9回に入っているかも知れません。

ハワード・マークス氏の著書でもありますが、相場のどの位置に立っているのかを意識することこそが大切であると言います。

株式相場の短期的な上げ下げや、天井や大底を正確に言い当てることはできません。
不可能なのです。

株式相場は、人間心理で動きますのでそれぞれの思惑や心理を正確に読み取ることができないのは当たり前であるからです。

わたしの現在の投資スタンスは、買わないことに集中しています。
米国株で個別銘柄への投資を実践していると、先日のユナイテッドコンチネンタルホールディングス(ティッカーシンボル:UAL)のような10%以上の大きな下げがあるとつい買いたくなってしまいます。

しかし、現在のような市場全体が大きく上昇している局面では我慢すべきだと思います。

通常の相場では、アセットクラスで歴史的に証明されていてインフレにも相対的に連動しかつリターンが相対的に高い株式保有比率を限界まで高めます。

いまは、逆にサラリーやボーナスを投資に回さずキャッシュ比率を高めることをターゲットにしています。

相場が上昇していると、キャッシュ比率を高めようにも株式リターンが増大しているのでなかなか上がっていきませんが...。

とにかく言えることは、好調な相場に浮かれることなくアンテナを高くして、気を引き締める段階であることを意識して行動しましょう。



▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年10月11日

マイポートフォリオ 2017年7月30日

マイポートフォリオ 2017年5月13日

▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える

▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 IBM