2017/10/17

わたしがバフェットの次に尊敬するハワードマークスはビットコインを全否定

ビットコイン、イーサリアムなど、投資をしたこともないような若者たちがそれらに投資して利益を上げているということが多く聞こえてくるようになってきました。

仮想通貨の本来の目的は、通貨ですので通貨として使用するのに便利なのかどうかということが大切です。

決済通貨としてビットコインを使用できるようになってきたようですが、果たしてビットコインを持っている人が価格が不安定なその通貨を使用しているのでしょうか?

現在、ビットコインを持っている人たちは値上がりを期待して持っている人が大半だと思います。

しかし、通貨の売買は株式投資とことなりゼロサムゲームです。
株式投資は、プラスサムゲームですので企業の業績が拡大していけば全員が勝てる可能性もあります。

ゼロサムゲームでキャピタルゲインを得るということは、半分の人が利益を得ている反面半分が負けているという意味です。

ですので、いま買った人はより高く買おうとしている「より愚かな人に売る」必要があるのです。

これは某有名ブロガーたちが煽りまくっていることは、その人たちにとって煽ることは自己利益につながるので、煽るだけあっているのです。

これを理解せずに、単純に煽られて買ってしまうと、危ないです。

なぜなら、買う人がいなくなるような高値を掴んでしまうと、これ以上買う人が存在しなくなります。

ということは、下がる運命しか残っていません。

株式投資の世界でもそうですが、上がっているから買うというのは、一番やってはいけないことなのです。

しかも、株式投資ではなく投機の世界でこれをやってしまうと、さらなる危険が待ち構えています。

いつの時代も変わりません。
それらしい、理由を付けたり、勢いのある若者がギャーギャーわめいたり、そんな歴史は繰り返しているのです。

そういう意味でも、株式投資に限らず投資の歴史は勉強しておいた方がよいでしょう。

最後に、わたしがバフェットの次に尊敬し信頼している投資家オークツリーキャピタルのハワード・マークス氏のビットコインに関する記事で締めくくりましょう。

わたしが以前から述べている仮想通貨に関する見解と、ほぼ同じです。

【経済】億万長者の投資家であるハワード・マークス氏が、ビットコインはピラミッド・スキームであると警告している


ハワード・マークス氏は、ドットコム・バブルを予測した人物であり、億万長者の投資家で、オークツリー・キャピタル・グループの共同議長だが、ビットコインは一時的な流行であり、ピラミッド・スキームと断定している。ビラミッド・スキームとは、商品は一応あるが、その実態がないものであり、その商品を使用もしくは消費されているという実態がなく、事業者のみしかいないというもののことである。
ハワード・マークス氏写真出典:www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-14/OABPTY6S972D01
マークス氏の会社であるオークツリーキャピタルでは、デジタル通貨に反対する非常に強い声があるが、これまでに990億ドルの資産を扱っていた。
2017年7月26日(水曜日)に投資家に送った手紙のなかで、マークスは、以前に起きたバブルの主因にビットコインを結びつけ、顧客にビットコインに引きつけられてはならないと警告した。
マークスはこういっている。
「私の見解では、デジタル通貨は、人々がそれに対して支払う以上に価値がないものに価値を見いだそうという意思に基づいており、事実無根の一時的な流行に過ぎない、もしくはたぶんピラミッド・スキームにすぎない」
最近、仮想通貨は、知名度が高い顧客を集めている。その顧客には、ロスチャイルド・インベストメント・コーポレーションやその他のバグ・ヘッジや投資ファンドが含まれている。イーサリアムの成長率は年2300%以上だし、ビットコインは今年で160%近く増加している。投資家にとって無視しにくい存在となっている。
マークス氏は、最近の金融危機とドットコムバブル崩壊を予測した彼の投資家メモで有名である。
そのマーク氏が、仮想通貨ブームと、同類の1635年のチューリップマニア・バブルや、1720年の南海バブル、1999年のインターネットバブルとの間の類似点を彼のメモに加えた。
「真剣な投資は、価格が本質的価値と比べて魅力的だから買うことだ。一方、投機は、人々がその基本的な価値や価格の妥当性を何ら考慮せずに買うときに起こる」と彼は、メモに書いている。
出典:Cointelegraph


【ニュース提供・エムトレ】

 チューリップバブルと同じというのは、わたしもずっと述べていたことですね。




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