ファストリ社外取締役の名和氏。
先日、名和高司氏の講演会に行ってきました。名和高司氏は東大卒→ハーバード・ビジネススクール修士→三菱商事→マッキンゼー→一橋大学ビジネススクール教授→現在はファーストリテイリング、デンソーなどの社外取締役や、ダイキン、日立、リクルートなどのシニアアドバイザーを務める。
講演のタイトルは「CSV経営 高収益と社会問題の同時解決を目指す」でした。
名和氏は、あの競争戦略で有名なマイケル・ポーターとも親交が深く、様々な裏話を聞くことができました。
マイケル・ポーターの競争戦略ってなに。
業界の構造分析「5つの競争要因」や「3つの基本戦略」があります。5つの競争要因
①新規参入の脅威
②業界内の競争関係
③代替品からの圧力
④買い手の交渉力
⑤売り手の交渉力
3つの基本戦略
①コストリーダーシップ
②差別化
③集中
これらの詳細はこの本やネットで検索すればカンタンに確認できます。
CSV経営ってなに。
CSVとはCreating Shared Value の略称です。リーマンショック後に資本主義への不信感に対する反論、NGO、NPOへの傾斜に対する反発、優秀人材の反企業的動向への危機感から、CSVに注目したそうです。
CSRとは違い、よりEconomic Value を意識した経営で、儲け続けることが重要です。
日本の企業は儲けることが足りないとマイケル・ポーターは言います。
名和氏はマイケル・ポーターと飲んだときの本音を聞き出し、ここだけの話をしていました。
CSVはとにかく儲かる。
社会の中に、そこに問題があるのなら、すでに需要がある。
その問題が解決されていないので、問題が残っており、それを解決する方法を作れば、競争優位性のある収益源になると言います。
確かに、ゼロから生み出すビジネスは、まず生み出すまでに労力を必要とします・
しかも、せいこうする可能性は極めて低いです。
それに比べてCSVは儲かるチャンスは、確かにあると考えられます。
バフェットの企業選択と酷似している。
これらは詳細を確認するまでもなく、なにか聞いたことあるフレーズばかりです。そうです。
バフェットの企業選択の条件とかなり似ています。
どちらが先に言い出したのかは、よくわかりませんが、バフェットは株式投資を実践しながら、自然と身に付けた考え方だと思います。
とにかく、マイケル・ポーターとバフェットは、企業の競争優位を形成するうえで重要ししていること、そして市場で勝ち続けるために必要な戦略について、ほとんど同じことを言っています。
そういうことを追求していくと、行き着くところは、同じになるのは当たり前かもしれません。
わたしは、今後も変わらずバフェット銘柄へ投資し続けていきます。
バフェットが率いる、バークシャー・ハサウェイこそ、世界一のCSV企業です。
稼ぎまくって、株主が選んだ寄付先へ寄付をしている企業なんてほかにありません。
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この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由を理解できます。
▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 フィリップス66(PSX)
本日の独りごと
今日は、会社の有休をとって娘とデートです。
夏休みで浮かれている娘に、良い経験をしてもらうために、どこへ行くか迷っています。
ブログを書いている隣で、Youtubeのヒカキンをみています。
娘のYoutubeチャンネルの最後にヒカキンと同じようにジャンケンをするようになりました。