FRBが制限する銀行株保有ルール
先日のブログにも書きましたが、バフェット率いるバークシャーハサウェイは米国銀行で時価総額1位のウェルズ・ファーゴ(WFC)の株式保有数が10%に達しました。初めて知りましたが、米国の銀行は非金融機関との関係を制限しているそうです。
10%になる事前にFRB(米連邦準備制度理事会)へ承認を得なければなりません。
ただし、バークシャーハサウェイはウェルズ・ファーゴ(WFC)株を買い増したのではなく、ウェルズ・ファーゴ(WFC)が自社株買いをしたため保有比率が勝手に上がってしまったのです。
もしかしてバフェットは実は・・・
世界最高の投資家であるウォーレン・バフェットは唯一永久保有を宣言しているのがウェルズ・ファーゴ(WFC)です。ポートフォリオに占める保有比率も一位を継続してきました。
最近のウェルズ・ファーゴ(WFC)株の下落により、クラフトハインツ株が保有比率1位になりましたが、依然高い保有比率で2位です。
集中投資を得意とするウォーレン・バフェットはもしかして、もっとウェルズファーゴ(WFC)株の保有比率を高めたいのかも知れません。
この制限があるので、10%ギリギリまで保有していたとも考えられなくもありません。
フィリップ・フィッシャーの集中投資のマックス比率は
ウォーレンバフェットの師匠であるベンジャミングレアムのほかにも師匠がいます。それはフィリップ・フィッシャーです。
超成長株投資と集中投資が得意な投資家です。
そのバフェットの師匠でもあるフィリップ・フィッシャーは最大でも保有比率は20%までとしています。
20%保有後に値上がりをして、それ以上になったとしたら、それでもかまわないが、ポートフォリオを意図的に構築する場合は20%までとしています。
過去のウォーレンバフェットは、20%以上集中投資をすることもしばしばありましたが、最近はフィリップフィッシャーの教えに従っているようにも思えます。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)は20%近く、クラフト・ハインツ(KHC)も20%近くの保有比率となっています。
たまたまかもしれませんが、そうなっているのです。
バフェットを上回る投資リターンを得るために
バフェットのように継続的に勝てる投資家はほとんど存在しません。そのバフェットに勝てる戦略があるとすれば、これです。
①バフェットよりバフェット銘柄を集中投資する
②バフェット銘柄をバフェットより低い価格で買う
これは、誰にでもカンタンにできて、もしかすると本当にバフェット以上のリターンを得る戦略になり得ると思っています。
現在のわたしの投資状況を確認すると、バフェットよりウェルズ・ファーゴ(WFC)の保有比率が高く、バフェットより安い価格で買ったIBMをバフェットの保有比率以上に保有しています。
これだけでも、バフェットをアウトパフォームする確率はそこそこあるはずです。
バフェットの投資手法をマネて、そしてアレンジするとこのような形に変化できます。
これからも、完全コピーではなく、より大きなリターンを得るアイデアを考えてゆきたい。
-----------------------
この本はバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由が理解できます。
▼英国EU離脱に関する当ブログ記事
昨日の英国EU離脱決定後のウェルズ・ファーゴ(WFC)買いについて振り返ってみた
英国EU離脱の今夜はスーパーフライデー!割安株を買いまくれ!
英国がEU離脱なら長期投資家にとって絶好の買い場が到来する
▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM