2016/08/09

リーマンショックから8年経ち断言できる「落ちるナイフをつかむのが目標」

早いもので、リーマンショックから8年が経とうとしています。
ITバブル崩壊や、リーマンショックというか、サブプライムローンに端を発した暴落のサイクルは8年ぐらい、だいたい10年ぐらいに1回あると思います。



わたしの投資歴はたかだか15年ぐらいですが、その間にリーマンショックという経験をしたからこそ、総悲観の状況は長く続かないことを理解しています。
2007年ごろから下げ始めてリーマンショック後に下げのピークを迎え、2009年が過ぎたころには、そこを打って上昇に転じて、いまや米国株式市場は史上最高値を迎えました。

サブプライムローン問題でリーマンショックという株式市場が崩壊するかも知れないと本気で思われた状況でも、短期で下げたに過ぎません。

これをどう受け止めるか。
もちろん倒産するような企業の株式を買ってはいけませんが、市場全体が下げているときに優良企業も大きく下げている状況で買いに向かう勇気が必要です。

落ちるナイフを、喜んで掴みにいけるぐらいの、精神的な成長をしていなければなりません。

リーマンショックをその時に投資家として経験していない世代と、経験している世代では、そういう精神的な強さが大きく異なる部分ではないかと思います。

あの時、積極的に買いに行ったブログなんてほとんど見かけませんでした。
ただし、ここぞとばかりに買いに向かった投資ブロガーをわたしは知っています。

そういう信頼できるブロガーを今もウォッチし続けています。

あのリーマンショックの時に落ちるナイフを喜んでつかみにいった投資家は、莫大なリターンを得ています。

わたしは、投資家としてリーマンショックを経験したこと、バフェットやオークツリーのハワード・マークス、ベンジャミン・グレアム、グレアム・ドット村のスーパー投資家たちの書籍を読み漁って知識を得たことで、もしあのような暴落がもし再来したら、全力で買いに迎えることができると信じています。

落ちるナイフをつかむというのは、逆張りであり、孤独であり、人間が本質的に抱く集団と同じことをしていると安心するような心理状態と真逆をいくことなので、ホンモノの勇気が必要です。

いま、突然何か起こるような株式市場ではないように思いますが、ナシーム・ニコラス・タレブの言うブラックスワンは、いつどのようなことが起こるか誰も知りえません。
いきなり、そのような状態に陥ることはあり得ます。



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バフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
これを読むことで自社株買いの爆発力を知ることができました。
バフェットがIBMを買った理由を理解できます。




▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!


▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える


▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 フィリップス66(PSX)



本日の独りごと
リーマンショックの時、バフェットは買いのチャンスであると言い続けましたが、世の中はほとんど彼の言葉を無視しました。世の中で数少ない、信頼できる人物であることがうかがえる一つの出来事でした。