[東京 7日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義社長は7日の決算説明会で、同社はテクノロジー界の米バークシャーを目指していると述べ、新ファンドによる投資に意欲を示した。バークシャーは米投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社で、傘下に保険会社などを抱えている。
バークシャーハサウェイはフロートと呼ばれる保険契約者から継続的に入るキャッシュフローを投資に回しています。
孫正義が率いるソフトバンクは借金も多いですが、6千億円を超すキャッシュフローを確保することになり、それらをテクノロジー業界へ投資し、会社の価値を高めていく模様です。
はっきり言いますが、孫正義がバフェットになれるわけがありません。
世界中のヘッジファンドマネージャーたちは、このような孫正義の発言を鼻で笑ったに違いありません。
プロ中のプロであるヘッジファンドマネージャーたちがバフェットの投資手法から学んだことを活かしたとしても、バフェットのようなリターンを継続的に得ることは至難の業なのです。
バフェットの投資手法を完全に理解している投資家は一人もいないですし、ある個別企業を買った本当の理由をバフェット本人の口から言うことは今までも、これからもありません。
アリババへの投資で一発当てた孫正義が調子に乗って、同じような大きく成長が見込める企業を探し当てて同じように株価の上昇でリターンを得ることはほとんど可能性はないと思います。
投資の世界では一発屋なんて山ほどいます。
確かに孫正義はIT業界ではバフェット以上に成長できる企業を探し投資対象としての選択できる力はあります。
この先、大きな成長が見込める企業を見つけることは何回もあるかも知れません。
しかし、バフェトの投資の最も重要なポイントは、「本質的価値を下回る価格で買う」ことです。
もしくはコカコーラ(ティッカー:KO)のような超成長企業を適当な価格で買うことです。
超成長企業を見つけるだけではダメなのです。
投資のプロではない孫正義がやりそうなこととして、超成長企業を割高な価格で買うことです。
割高な株を買うことほど、リスクの高い投資はありません。
もしかすると、ハイリスクローリターンに成りかねません。
割高株の買いはよほどの運がなければ成功しません。
アリババ株のように。
そして企業へ投資するのであれば、市場の平均リターンを上回ることが最低条件になります。
わたしは孫正義は人間として尊敬しますし、大好きな経営者のひとりです。
それはこれまでもこれからも変わりませんが、本人も認めている通り、そのビッグマウスに乗っかり、浮かれて上がったソフトバンク株を買うことだけは、バリュー投資家として絶対にやってはいけない投資行動です。
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あのバフェットがすすめる数少ない本のひとつです。
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バフェットがIBMを買った理由を理解できます。
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バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 フィリップス66(PSX)
本日の独りごと
わたしはソフトバンクグループに完全に依存しています。
SBI証券、住信SBIネット銀行の住宅ローン、SBI損保の車の保険、携帯電話契約など。
ソフトバンクグループのキャッシュフローに貢献しています。