出典:ブルームバーグ米食品メーカーのクラフト・ハインツは17日、英蘭系のユニリーバに1430億ドル(約16兆円)での買収を提案し、拒否されたことを明らかにした。同提案は1株当たり50ドル。3分の2が現金、残る3分の1は新株によるものだった。ユニリーバは同提案について、同社を「根本的に過小評価している」とし、一段の協議を続ける根拠は見当たらないと付け加えた。クラフトは買収条件に関する合意獲得を目指すと表明している。買収が実現すれば、食品・飲料業界では過去最大規模の買収となり、「ダヴ」石けんや「ハインツ」ケチャップなどなじみの深いブランドを持つ消費財の巨大企業が誕生する。ユニリーバの株価はロンドン市場で一時前日比15%急伸して最高値を更新、同社の時価総額は1130億ポンド(約16兆円)超相当となった。アムステルダム市場では一時12%高。クラフト・ハインツの株価はニューヨーク市場の通常取引前の時間外取引で約4.7%上昇した。
わたしは、バフェット銘柄のクラフトハインツ(KHC)を保有しています。
ユニリーバ(UL)は保有していません。
ハインツのケチャップは株主として冷蔵庫に常備しています。
バフェットはもともとケチャップのハインツを買収しましたが、その後3Gキャピタル主導でクラフトフーズを合併させました。
今回のユニリーバ(UL)買収も3Gキャピタルが主導したとみられています。
過去に発言していますが、バフェットの買収に対する考え方は、1+1=2 以上になることはないと断言しています。
買収で企業をまるごと買うことも、株を買うことにより企業の一部を買うことも、本質は同じであるということです。
つまり、買収も株を買うことと同様にバリュー投資でなければなりません。
良い企業を妥当な価格で、もしくは良い企業を安く買うことに集中すべきです。
今回のクラフトハインツがユニリーバを買収することで提示した価格は妥当なのか安いのかよく分かりませんが、3Gキャピタル主導といえバフェットも了解しているのであればそういうことだと思います。
ただ、買収報道があれば買う側も買われる側も株価は過剰に反応し、買収提案事態がなくなれば逆方向に株価が振れることもあります。
わたしのクラフトハインツ保有比率は、バークシャーハサウェイ(BRK)の保有比率と比較し、少ないです。
なかなか買える価格になく買うタイミングが無かったのです。
今回の買収提案でさらにクラフトハインツ株は上昇しましたので、さらに買うことが難しくなりました。
買収提案拒否が確定されるともしかすると、報道前より株価が下落することもあるかもしれませんので、そんなチャンスが来れば買いを検討します。
バリュー投資家として絶対にやってはいけないことは、買収提案報道で上がったクラフトハインツ株を買うことです。
上がった株を買うのは愚行です。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日
マイポートフォリオ2016年11月27日
マイポートフォリオ 2016年6月13日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第5位 フィリップス66(PSX)