2017/06/06

「VALU」は所詮ゼロサムゲーム。米国株に勝る投資対象はない。

「VALU」という個人の人気を上場株式のように見立てて売買をすることができるサービスが登場したそうです。

人気ブロガーたちは、本業のブログネタとして、その人気を資金化できる手段として、われわれ読者を煽っているように見えます。


VALUの詳しいことはこちらで。

ビットコインですら胡散臭いのに、それと結び付けてさらに個人の人気を売買するなんて、おもしろそうなのは確かだけど、これを投資対象として選ぶ人の神経がわかりません。

こんなことを書いていると思い出すのが、「チューリップバブル」です。

そもそも、株式以外の通貨や商品はゼロサムゲームです。
勝つ者と同じ数だけ負ける者が存在します。

もちろん、先行者は利益を大きく得ます。
これは、このような新しいサービスに限らず、マルチ商法やネズミ講も同じです。

基本的にゼロサムゲームとは、より愚かな者へ売ることで利益を得ます。

まずは、先行者はバブル化させるために煽り続けます。
たぶん、いまサービスが始まったばかりですが、どんどん人気ブロガーたちが煽り出すでしょう。

そして、それをみたあまり人気のないブロガーたちが、我慢できずにイケハヤやはあちゅうに投資することになります。

すると、どんどん株価(VALUでなんというか知りませんが)は値上がりし、ニュースにもどんどん出てくることでしょう。

それを見た投資をしたこともない一般人たちが、手を出すかもしれません。
まさに、熱狂の渦と化します。

その段階では、もはや買う人が存在しなくなるので、一転暴落するしかありません。
上げ過ぎたものは、下げ過ぎます。

山高ければ、谷深し。

最後に、いつも正しいことを言う世界最強の投資家であるバフェットの言葉を借ります。

「早く儲けることを避けなさい」

「自分が理解できないものに手を出すのは、やめなさい」

わたしは、VALUに手を出すことはありません。
勝手に熱狂すればいいのです。

決して、イケハヤ氏やはあちゅう氏のような人気ブロガーの、影響を受けて株式投資をしたこともない人たつが、ビットコインやVALUに手を出さないことを祈るばかりです。

わたしは、急いで金持ちになるのでなく、ゆっくりと複利効果を実感しながら米国株への投資を続けます。

チューリップ・バブル: Tulpenmanie、 Tulpomanie、 Tulpenwoede、 Tulpengekte、 bollengekte。: Tulip mania、Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、オランダ黄金時代ネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す[2]
チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。1619年から1622年にかけて、三十年戦争の戦費調達のためにヨーロッパ全体で行われた貨幣の変造「Kipper-und Wipperzeit」にも、バブル経済類似の熱狂が存在したと指摘する研究者もいるものの、チューリップ・バブルは、記録に残された最初の投機バブル(またはバブル経済)であると一般に考えられている[3][4][5]。「チューリップ・バブル」という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる[6][7]
1637年の出来事は、1841年に英国のジャーナリスト、チャールズ・マッケイによって著された『Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds(邦題:狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか)』において、広く知られるようになった。マッケイによれば、ある時には、「Semper Augustus」(センペル・アウグストゥス、日本語訳:無窮の皇帝)の球根1個に対し、12エーカー(5ヘクタール)の土地との交換が申し出られたという[8][9]。マッケイは、このような投資家の多くはチューリップ価格の下落により破産し、オランダの商業は大打撃を受けたと主張する。マッケイの著書は古典ではあるが、その記述には異論もある。現代の研究者の多くは、チューリップに対する熱狂はマッケイが記載したほど異常なものではなく、チューリップ球根に関しバブルが実際に発生したことを証明するのに十分な価格のデータは存在しないと主張している[10][11]
チューリップバブルの研究は困難である。1630年代の経済のデータは限られており、その多くはバイアスがかかりまた非常に推測含みの情報源からのものであるためである[12]。現代の経済学者には、チューリップ価格の上昇および下落につき、投機的な熱狂ではなく、合理的な説明を行おうとする者もいる。例えば、ヒヤシンスのような他の花もまた、初めて伝播した時点では高い価格がつけられ、すぐに価格が低下したことから、花の価格にはこのようなボラティリティがあるのだという説明がある。このほか、買い手のリスクを低減させる効果を持つ議会令が発せられるだろうという市場参加者らの期待が、価格の高騰を誘発した可能性があるという説明もある。
(Wikipediaより引用)


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保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

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保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)

保有比率第6位 IBM

保有比率第7位 フィリップス66(PSX)