つまり、誰かが勝てば、誰かが負けるという世界です。
そういう意味において、ビットコインや仮想通貨はゼロサムゲームと考えがちです。
しかし、それは違います。
なぜなら、リターンの50%も雑所得として税金が引かれること、手数料が高いこと、この2つがゼロサムゲームとなり得ない理由となります。
まず、リターンの50%減を考えてみましょう。
①100円で買ったビットコインを1年後に200円で売れば、100円のリターンから50%納税するので実質的に50円の利益となります。
②100円で買ったビットコインを半年後に150円で売り、さらに株価上昇後に170円で買い半年後に200円で売った場合を考えてみましょう。
利益は50円の半分の25円と30円の半分で15円を足した、40円となります。
いずれにしても、利益の半分が持っていかれるので、まるで日本の宝くじに対する税金です。
ビットコインで、ウハウハなのはマイナーたち以外に、日本政府なのは明らかです。
次に、手数料です。
株式市場は、証券会社で板取引という、いくらで売るといった投資家のそれをその価格で買うことで取引が成立します。
しかし、わたしが最近口座開設した「コインチェック」は板取引ではありません。
韓国で話題になったキムチプレミアムなるものや、結局のところ実質的な価格と乖離がある状態で取引することになります。その乖離分が、手数料となります。
その乖離がいくらになるのか表すサイトもあります。
乖離が大きければ大きいほど、それが実質的なビットコイン取引所の手数料となりますので、その分がマイナスサムゲームとなる要因です。
ビットコインや仮想通貨と比較して、米国株は異なります。
株は、企業価値向上による恩恵を受けますので、もっているだけで価値が向上する可能性が高いのです。
また歴史が示すように、比較的インフレに連動するのは株式です。
債券でも、金などの商品でもありません。
株式なのです。
日本人はデフレが長く続いているので、インフレに対して意識が低いように思います。
定年退職されて現金で保有している人なんて、インフレが起きれば現金価値が大きく下がる可能性があるので、株を持つよりリスクが高いのです。
しかし、日本株のように長期低迷している投資対象ではなく、日本より米国株へ投資すべきです。
株式投資は、相対選択の学問です。
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マイポートフォリオ 2017年11月25日
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わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
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