2016/09/27

割安な株は向こうから「買ってくれ」と寄ってくる。いまならWFCがそれに近い。

一般的に魅力的だと思われている株は上昇し続けているので、それを買いたいと思った場合、投資する側から追いかけていくことになります。
買うことを躊躇していると、どんどん株価が上昇していくので、高い価格でも手を出してしまうことになります。



例えばPERが50倍もあるような株が上昇し続けたとすれば、それは大きく下落するリスクの高い投資になり得ます。
トレンドフォロワーやデイトレーダーのようなタイプの投資家は順張りで投資することがありますので、同じように大きく下落するリスクもあります。

われわれ長期投資家は、そのようなセクシーな、新興企業のような株には手を出しません。
割安な銘柄にターゲットを絞ります。
しかし、本質的価値を下回るような株に出会えることは、そう多くはありません。
ただし、リーマンショックやギリシャショック、昨年のチャイナショックのような、なんちゃらショック
で投資家の不安が株価に反映されると、割安な銘柄がポツポツと現れます。

そんな株価は割安でしばらく放置されることがあります。
どう考えても割安と感じます。
しかし、割安ということは、投資家たちが売っているということです。
みんなが売っている中で買うのは、なんとも言えない気持ちの悪い感じがします。
そこで、勇気を持って買うことが、長期投資家にとって必要な行動になります。

割安で買ったのなら、その時点で長期的に大きなリターンを得たも同然です。

株価が上昇するまでは、居心地の悪さを持ち続けることになりますが、大きく上がってくれた時の、あの何とも言えない満足感を味わうことで、その勇気のハードルが下がっていくように思います。

株価は短期的に投資家の気持ちで動きます。
まさに、われわれ投資家にとって必要な存在です。
そんなミスターマーケットに感謝して、投資を続けていきたいです。

最近の米国株の相場ですが、大統領選を控え軟調な展開です。
そんななか、わたしに声をかけてくる米国を代表するバフェット銘柄があります。

WFC(ウェルズ・ファーゴ)です。

株価下落により時価総額が入れ替わっているかも知れませんが、WFC(ウェルズ・ファーゴ)は米国最大の銀行です。
わたしは、この銘柄の保有比率が一番大きいので、最近の投資リターンはマーケットと比較して負けていると思います。(きちんと計算はしていませんし、するつもりもありませんが)

含み損も抱えています。

わたしは長期投資家ですので、まったく痛くもかゆくもありません。
将来、何十年後に売ることはあるかもしれませんが、いまはその将来に向けて買い続ける時期です。
ですから、株価は安い方がいいのです。
あのバフェットが唯一永久保有銘柄と公言しているのがWFC(ウェルズ・ファーゴ)です。

そんな企業が不祥事を起こし、一時的に下落しています。
どう考えても、業績への影響は軽微であると思います。

わたしが一番イヤな展開はCEOの交替です。
あのバフェットが信頼するジョン・E・スタンプは銀行のCEOとしては最高の人物であるといいます。
銀行員は、ときどき不正を犯して会社に迷惑をかけます。
今までもそうですが、これからも、どの銀行でも起こり得ます。

そんな銀行員を率いる経営者が素晴らしい経営者であることは、バフェット銘柄として最も重要な要素のひとつです。
ジョン・E・スタンプおろしがニュースで聞こえてきますが、なんとか持ちこたえて欲しいと願うばかりです。

そんなジョン・E・スタンプCEOがやめるリスクも含めて、WFCは下落を続けていると思います。
今までもそうですが、これからもWFCがこのような一時的に株価が下落するような不祥事があることはあまりないと思います。
ということは、今は絶好のチャンスなのではないでしょうか。

わたしは、住信SBIネット銀行の手数料無料キャンペーンを利用して、とりあえず円をドルに換金していつでも投資できる準備を完了しています。
ここ最近、ずーっとWFCは下がっていますので、すこし様子を見ています。
もっと下がるのか、反転するのか誰にもわかりません。

PERが11倍を切りそうで配当利回りも3.3%を超えてきました。
そろそろ投資してもよい水準です。
しかし、欲が出てもう少し下がってくれないかと期待する自分がいます。



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バフェット銘柄を代表する米国企業IBM復活の軌跡とIBMという企業の実態を知ることができます。IBMは株主利益を最重視する企業であることが理解できます。
読み物としても最高におもしろいです。
ガースナーは派手さはないですが、その堅実さが勉強になります。
バフェットのはなしもチラっとでてきます。




▼マイポートフォリオ 2016年6月13日現在
2016年6月13日現在の米国株バフェット流ポートフォリオを大公開!


▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える


▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)

保有比率第2位 IBM

保有比率第3位 コカコーラ(KO)

保有比率第5位 フィリップス66(PSX)



本日の独りごと
最近、ゴルフにハマり過ぎてヤバイです。
ずっと考えても、ずっと練習しても成長の終わりがないスポーツですので生涯を通じて、没頭できる趣味を見つけたことは、とても大切です。
そんなゴルフを、まず毎週行けるような生活水準になるためにも、投資をがんばる必要があります。