あれだけ批判されたIBM株への投資でしたが、長期投資家であるバフェットが売るということは、あまり良い投資だったとは言えないということです。
「15年保有する気がないのなら買うな」
このように発言したバフェットが比較的短期で売るということは、IBMの業績に対し満足しているわけではありません。
業績が低迷し続けたIBMは、事業変革がスムーズに移行できず、結果を出すことができていません。
自社株買いや増配といった、小手先のテクニックで株価を維持してきました。
それぞれの規模は投資家として満足できましたが、何より売り上げや営業利益を継続的に増やすことが、やはり重要です。
それができなかったのでバフェットは売ったのでしょう。
IBMの保有を継続する選択肢もありましたが、競合のIT企業であるアップル(AAPL)のとんでもない影響利益成長や株主還元に、スイッチングするのは仕方がないことでしょう。
「株式投資は相対選択の学問」とも呼ばれていますのでIBMとアップル(AAPL)の影響成績を比べればどちらに投資すべきか誰でも理解できます。
バフェットがIBMへ投資し始めた時、他の競合他社と比べて懐疑的な見方が多かったことは事実です。
将来の予測が難しい世の中ですが、特にどのIT企業が生き残るのかということは不透明です。
その中で、IBMへ投資を決めたわけですが結局のところ、IBMは「永遠の不発弾」の汚名を返上することはできませんでした。
もちろん、事業変革で核となるAI関連事業など将来有望な事業は強みとして今後も成長を続けるでしょう。
しかし、これまでの実績からもアップルへ乗り換えた方がいいという判断をしただけです。
わたしはバフェットの決断の後追いとなってしまいますので、バフェットと比較して投資成績は劣ります。
アップルの株価は上昇しすぎているともいえます。
しかし、ここはバフェットの行動に従いアップルへスイッチングしました。
バフェットもわたしもIBM株への投資で損をしたわけではありません。
わたしはバフェットよりIBM株への平均買い付け価格は低かったので、バフェットより投資リターンとして上回ると思っていました。
しかし、さすがはバフェット。
IBMが180ドル台に乗せていた頃、売り抜けていたなんて...。
やはりバフェットにはかないません。
バフェット銘柄の個別企業への投資の難しいのはこういうところです。
すなおにバークシャーハサウェイを買うという選択肢が一番良いのかもしれません。
バフェット銘柄の米国株個別企業を買うのか、バークシャーハサウェイを買うのか、これも相対選択で選ぶ必要があります。
これを踏まえて、今後の投資に生かしていきたいです。
アップル対グーグル。
生き残るためには勝つしか方法はありません。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日
マイポートフォリオ2016年11月27日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第4位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 フィリップス66(PSX)